ふだんづかいの「木の器」をつくっています。おもに、栃、栓、欅、楢、桜、などの広葉樹をつかい「漆」で仕上げています。
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  •  わたしの塗りの技法は「塗り重ね法」です。生漆(きうるし)を精製した「すぐろめ漆」を6回以上刷毛で塗っては研ぎ、塗っては研ぎ、を繰り返すものです。岩手県八幡平市の「安代漆工技術研究センター」で習得しました。むかし、この地で生産されていた漆器の多くは、隣接地の「浄法寺」のブランドで世に出ていました。今は「安比塗(あっぴぬり)」としてセンターの修了生たちが日々精進しています。
     漆器といえば、もうだいぶ前からこわれやすい、キズつきやすい、というイメージを持たれているようです。それは価格の安いものをつくろうと腐心するあまり、品質がおろそかにされたものが多くなったからでしょう。
     でも逆に、いい木、いい漆、でこわれない、キズつかない漆器ができるか、といえばそれも疑問符がつきます。上質な素材をつかえば格段に丈夫なものはできますが、扱い方によってはすぐに傷んでしまいます。漆器はとてもデリケートなものですから、つくり手とつかい手の共同作業で息の長い「漆器」が生まれればと想っています。
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